さて。
新年が明け、これまで以上に凄惨な日々が始まっておりますが、皆様、如何お過ごしでしょうか。
私は、元気、とは言い難いですが、ようやく文章を書けるくらいに動けるくらいまでには心が回復し、これは日常かな、といった感じです。
といったところで、過ぎ去った日々の振り返りなのですが…
…一昨年は、比較的良い一年だったな、という気持ちがあった一方、去年は色々と上手くいかなかったな、という思いが強いです。
自分自身のおっきなやらかしが一件、人間関係にやられたのが二、三件、そして世界に押しつぶされそうになったのがちらほら。
正直、詳しくは書かないのですが、やっぱりコロナ禍が終わって、あらゆる事が、失った三年間を取り戻すべく、忙しなく動きはじめた、というのは色々と去年、疲れ果ててしまった主因だろうな、と。
あまりこういうことは言うべきではないのでしょうが、コロナのおかげで、ゆっくりと時が流れてくれていたのに大きく救われていた部分はあるよな、と。それを老いと称するか、成長と称するか、あるいは、ライフステージの変化と称するかは人それぞれでしょうが、私が見ないようにしていた部分に否応なしに向き合わざるをえず、ただ、見ないようにしていたのは、それが痛むとわかっていたからで、ね、みたいな。
あとは、色々と人間関係も失敗していまして。一昨年の良かった点が自分を大切にしてくれない人たちから離れることだったのに、去年の私の大きな失敗は、自分を大切にしてくれない人たちと、趣味の領域にて利害関係を持ってしまったあたりだろうな、と。
会社ならば、多少、自分を大切にしてくれない人たちだろうと、ああ、資本主義が口を持ってるな、と、比較的、スン、っと受け流せるのですが(逆に、会社だと、悪意より、無能からの面倒の方が結構ストレスです)、趣味の人間関係でそうなってしまうと、逃げ場にて逃げ場がなくなる、本物の恐怖が襲ってき。
何が一番、誰が一番、怖かったかは表現が難しいですけど、幾つか、気付きが幾つかあったので、こちらは脚注で文字に残しておきます。*1 *2 *3 *4
そんなこんなで、人間関係と共同体に苦心しながらも、共生にしがみつこうとして。そうでもしないと、暇と孤独、というか、純粋に寂しいという気持ちに押しつぶされそうになるから。*5 でも、結局その共生を、他者の問題もあれど、結局自分のせいで上手くできてないのをまじまじと見せつけられたのが、去年でした。*6
そういう意味では、最近、東浩紀 が出した『訂正可能性の哲学』の話が実は結構、重要なんじゃないかなと思っています。結局、共同体 譲歩、妥協、謝罪、そして、互いが互いに間違った事を修正しようと努力する、あるは、端的に言うと、成長する。こういうのは、最近実はないがしろにされがちだけど、完璧でない人を貶めず、また、開き直らない為には、こういう事が重要だよね、という指摘は、そうかな、と思います。私は東浩紀 という人物を倫理がないので嫌いなのだけれども、"Good deed does not wash out the bad, and the bad, the good."(良き行いは悪き行いを償わないし、悪き行いも良き行いを取り消さない)ですかね。古き良き、罪と罰 、善行と報い。実際、「訂正可能性がある」、とはそういうことだしね。その文を書くこの場で実践できなくてどうするよ。
そんなこんな考えながら、トゥィットゥァーを眺めていたら、ある、言葉が好きで、敬愛している人が「私は下賤だとバレたくなかった。」という話をして、なんだかとてもよく腑に落ちました。*7
果たして自分が下賤だとしても、そこで開き直って自ら大路を走りたくはない。それでも天国に憧れたい。
少し時系列は遡ってしまうのだけれども、あるvの者にそんな感じのことをふわっ、っと包んでお悩み相談に出したところ、「愛されたかったの?」っと、一言で本質的な解答が来て、ああ、本当に。*8
下賤であることをばれたくない、けど、本当にほしいのは、自分を下賤だとしても、受け入れてくれる世界(共同体)では?っていうのは、まさしくなので、今年はホールデン・コールフィールド ごっこ をやめ*9 、トーマス・モア ごっこ を頑張りたいと思います。
トゥィットゥァーの話をしたので、ついでにしようと思うのだけれども、去年やった、頑張った大事な事といえば、やっぱり毎月やっていた月頭戦史で、通年で毎月、まとまったリサーチをやって、文章を書く、というのをやるのは、文章を書くクセを取り戻すのに、良い出来事だったな、と思う。この文章も、あそこであんなにいっぱい文字を書いてなかったら、きっとこんなに言いたいことが思い浮かんだり、書けたりしてなかったな、っていう意味では凄い感謝があります。
ただ、結局、筆が乗る時以外は書けないのは相変わらずで、ただ、書くことが、できるときが増えただけ、みたいな見方はあるかも?
それと、似たような話だけど、やっぱり毎月、記事を書くという形だけれども、(消費行動の対比としての)創作活動をやってると、やっぱ物作るの楽しい!っていう気持ちが湧いてくるのは、すごい楽しい。し、色々とやりたいことが出てきて、書きたい話がでてきて、やる気がある時は全部やりたくて、時間がほんとに足りない!ってなっちゃったり。
ただ、上に書いたことの半場トートロジー になってしまうのだけど、やっぱり毎月、まとまったリサーチを行ったまとまった文章を書くというのは、本当に永遠に続く焦燥感に悩まされ。各記事書くのに、休日がだいたい2日から4日間かかってて、それ毎月なので、割と本当に時間がなくて、ひーひー言ってて、なので今年は、ペースを落とす予定です。一応、第一回は3月予定で、そこから隔月にするか、四半期にするかは考え中ですが、他のプロジェクトもあるので、きっと四半期になりそうです。
あと、戦史を書いてることでちょっと悲しかったのは、「ああ、この人は戦争の話がしたいんだな」みたいな見方をされて、見限られてしまった事。もちろん、トゥィットゥァーの仕様変更だったり、あるいは私の最近の言葉が好きでなくなった、などの、他の理由があるにせよ、言葉が好きな人たちや、昔からのアニメ、ゲムー、ライトノベルのフォロワーさんたちから見放された(リムられた)のは、結構応えたり。窓辺からあなたの言葉が見えて、私の言葉を見られて、の関係が嬉しかったのに、あなたには二度と私の言葉は届かないんだ。
…さっきにもちょろっと書いたけど、自分が去る時に追われたくないから、離れる彼らに縋りたくはないのだけれども、悲しいものは悲しいので、悲しい。
それが、去年の大きな話。
あと、細々とした話をすると、お仕事も普通に忙しい一年で、新しい新人君との相性がこれまた悪かったのもあり、結構ストレスがあったかな。
全てが重なった結果、夏頃に難聴が再発した(右耳は相変わらずだいぶ聞こえづらい)上、片目が見えなくなった(今も日によっては見えない)のは、一つ、これ以上は無理だよ~、と体が悲鳴を上げたのは集大成?象徴的?なイベントだったな、と。
そんな去年だったので、今年はもうちょと良い一年にしたいな、という気持ちだったのですが、幸先は少し厳し目?見方を変えるならこの先今年は上にしか行かない!なのだろうけれども、そういうポジティブ変換の見方、あんま好きじゃないのよね。*10
ということで、毎年恒例、去年の目標の振り返りと、ヒットリスト確認、そして今年の目標設定のコーナーです!
去年の目標
・一年の抱負を元旦に書く
未達成。まぁ、仕方ない部分も…
・年間五十冊の読書量を維持する(二昨年はギリ達成、一昨年は未達)
41冊で未達。一応、漫画含まずなのですが、二連連続で達成できなかったので、ちょっとここは危機的ですね。
・戦史記 事を毎月出す
達成。とはいえ、これのせいでほかが全部できなかった気も…
・週一で自炊する
途中、二ヶ月自炊しなかった(できなかった)時期があるとはいえ、一応、達成。
・映像作品の翻訳をする
部分的に達成、某英国ドラマを訳したので、まぁ、やりはしたのですが、目標量には到底足りておらず。
・某企画を完遂する
未達成。ちょっと、いろいろな方に迷惑をかけて、本当に、申し訳ない気持ち。
去年のヒットリスト
去年一番おもしろかったアニメは間違いなく、『氷剣の魔術師が世界を統べる』。賑やかで楽しいよ。
漫画は『魔法科高校の劣等生 :四葉 継承編』。なんなら、魔法科高校の劣等生 シリーズを全巻買ってしまったので、結構去年ハマってました。
今後注目の作品は『異世界 バトルロワイヤル』かなぁ…?どちらかというと、去年は新しい作品というより、完結した作品が目立ったかな。短かったシリーズも含めると『スパイ教室:第二部』、『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』、『かぐや様は告らせたい 』、『ジョニー・ライデン の帰還』、『JKハルは異世界 で娼婦になった』、『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』あたりが完結して、おー、といった感じ。とはいえ、JKハル以外の長年追ってた後者四作品は、結構肩透かしな終わりでは…
ちなみに、推し作品は、去年から変わらず、『アルバート 家の令嬢は没落をご所望です』と『今年の三石さんはどこかおかしい』です。面白いよ。
ライトノベル は、乙甲つけがたいのですが、年末に読んだ『さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々』と『呪われて、純愛。』の二作品がとても良かったです。去年は結構、単巻完結モノが豊作だったイメージですね。他にもまだ積んでる作品含め、消化していきたいところです。
あと、関係ないですが、一昨年『カササギ 殺人事件』を読んでからというもの、ミステリーを結構読むようになったのですが、長い学生時代、読書家がだいたい通るミステリーというジャンルにハマらなかったのですが、それが安全な場所から上から目線で物事を話す、探偵と存在が嫌いだからなんだろうな、と気付きを得たり。
本はさんざん訂正可能性の話をしておきながら、"Recognition and Ambivalence"かなぁ。(この本については思うことがあるので後々なにか書くと思う。)あとは、『セレンゲティ ・ルール』もとても良いのだけれども、まだ読み終わっていないので、触れるだけにしておきましょう。ただ、何れにせよ、読書量の減少をなんとかしないと。
Vの者は、基本にじさんじ のヲタをやっているので、基本にじでした。今年は結構、にじさんじ 2023春デビュー組のIdiosの面々が結構相性がいい人たちが多くて、密かに推してます。倉持めると さんと、石神のぞみ さんが熱かったですね。あとは、ずっと推している人たちは、だいたい何時もの通り。辞めちゃった人と、少し離れちゃった人はいるけどね。
音楽は…色々聞いたけど、あんま強く印象に残ってるのはないかなぁ……?最近は
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を良く聞いています。『深海のリトルクライ』自体、かなり古い曲ですが、結構、解釈が違うというか、Mixの雰囲気が他のと違って、かなり新鮮な気持ちで聞けています。
あとは、全然違うところだと、ナナシス のKARAKURIに少しハマってます。
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ライブが去年あったに、知ったのがライブ直後で、かなり悔しい思いをしたり。
あとは、Stepil Dobriとか。
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今年は、もうちょっと音楽をdigってきたいですね。あと、ライブとかクラブにももっと行きたい。
ゲムーはマジでやってないのですが、呪詛吐きまくった『Armoured Core VI 』を除くと、『Flash back 』と『The King's Dilemma: Chronicles 』あたりかな。『The Life and Suffering of Sir Brante 』含め、これ系の記事は書きたい話ではあったり。あ、あと『MTG Arena』もやってたけど、これの記事は今度書く。
スポーツはF1、アメフト、野球あたりをよく見てたかな。F1は正直最つまらないシーズンだった上、野球は新井さんは頑張ったとはいえ、育成の一年+阪神 が強かったので、まーしゃーなし。ただ、アメフトは今年は贔屓の49ers が1st Seedと好調でGOOD。アメフトというスポーツ自体、今の戦略トレンドが結構面白いので、これまた書きたい話ではあり。
今年の目標
・企画を三つ終わらせる
今年はこれを頑張りたいかな去年一年かけて、創作活動をやる文化を自分に復活させたので、これをベースに、作るということをちゃんとやりたい。
・企画その①:冬コミ で『あの橋を超えて:マーケットガーデン前後史』を出す
ということで、情報公開です。知っている方は知って居られるでしょうが、しばらく前(三年前くらい)からリサーチをやっていた例の本が、マーケットガーデン作戦80周年企画として出す予定です。ちなみに、これ以外の企画は今のところシークレット。ふひひ。
・好きなものの記録をする。
やっぱり、人は忘れちゃうので。今書きたい記事を書くことも重要だけど、自分の好きを文字に、記録に残して、永遠にしないとねって。合わせて、今年は、アニメ、ゲムー、ラノベとかの『ヲタク』を頑張りたいかな。
・基礎・理論の勉強を頑張る(特に数学)
ちょっと卒業から時間が経ったのもあり、去年、結構、そろそろ基礎・理論の勉強を最近していないなと感じる事が多かったので、今年はちょっと頑張りたい。ただ、独学ってやっぱミスの訂正の意味でも、モチベーションの意味でも難しいので、散々コミュニティで揉めた話をした後に書く話じゃないけど、むぐれしあさん の勉強会とか、なんらかしらの勉強会に参加するようにしたほうがいいんだろうなーって気持ちはあったり。
・週一でデジタルデトックス デーを作る(主にインターナネット)
インターナネットをやめるわけじゃないけど、控えたほうがいいよなって。
・もっちょと運動をする
物理目標。去年の自炊枠。筋肉が少しあるので、そこまで致命的ではないのですが、やっぱり流石に太ったよなってので……。今たまに行ってるプールの頻度増やしたいな。あと、ジムも入った方がいいんだろうなぁ…。応相談。
・お絵描きの練習をする
やっぱ楽しいじゃん、できたら嬉しいじゃん、お絵描き。
・小説を読む
死なないで、私の感性。
p.s.
ちょっとではないくらい、悲観的で愚痴っぽい振り返りになってしまいましたが、ということで、自分の事を大切にしてくれる人たちのことは、もっともっと、大切にしようと思ったり。好きな人にはちゃんと好きだよって、言ったりね。となことで、みなさま、良き一年を!